小島正廣作の神楽面「閻魔大王」
見どころ
正法寺では毎年2月16日に閻魔縁日という閻魔大王を祀る縁日が行われています。
その閻魔縁日で登場する閻魔大王の神楽面を神楽面打師の小島正廣(まさひろ)氏にお願いし、打って頂いたのが、この面です。
小島正廣氏は幼少の頃に母親が歌舞伎観覧のお土産に小さな面を買ってきたことから自分でも小さな根付を彫るようになり、神楽面打師となったそうです。
小島正廣氏は「神楽面制作を中村延寿、一郷廣長 両氏から伝授をうける。能面制作は長澤浄春氏に師事し、制作した神楽面は若山胤雄社中、その他の社中:囃子連に行渡っている。(八百万の神々~神楽面の世界~ 面's くらぶ 江戸里神楽公演学生実行委員会より)」ということで30年以上のキャリアをお持ちです。
この閻魔大王の神楽面は当山の閻魔大王座像のお顔を写して頂き、打っていただいたものです。
ですから、この正法寺の閻魔大王座像のお顔の面は世界に1つ、正法寺にしかないお面です。
当山正法寺の閻魔堂の閻魔大王のお顔を写した面
手前が小島正廣氏作の神楽面を着用した閻魔大王で、奥が当山、閻魔堂に鎮座している閻魔大王座像です。まるで本物の閻魔大王が降臨したかのようです。
正法寺で毎年開催される「閻魔縁日」では、この神楽面を着用し、地元黒岩囃子連の皆様の手により閻魔大王の舞が披露されます。
ぜひ、2月16日の閻魔縁日で実物の閻魔大王をご覧ください。
→ 閻魔縁日の様子